特集 これならわかる骨系統疾患とその周辺
総論
新生児の骨X線診断の見方
青木 亮二
1
AOKI Ryoji
1
1日本大学医学部附属板橋病院小児科/放射線診断科
pp.1604-1607
発行日 2024年12月10日
Published Date 2024/12/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001949
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
新生児X線はNICUやgrowing care unit(GUC)に入院する際に胸腹部単純X線を撮影することが最も多い。しかし,骨系統疾患は非常に稀で,産科医や新生児科医が1度も診療したことがない疾患に遭遇することが多々ある。そのため日常診療で胸腹部単純X線から骨系統疾患を疑うことは非常に難しい。満期相当の正常児の胸腹部X線で「あるもの」と「ないもの」を意識することは骨系統疾患を疑う一助となる。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.