特集 周産期の画像診断 第3版
母体・胎児編 Ⅰ.超音波診断 C.胎児異常
泌尿器系
水主川 純
1
KAKOGAWA Jun
1
1東京女子医科大学産婦人科学講座産科学分野
キーワード:
hyperechogenic kidney
,
囊胞性疾患
,
多発性囊胞腎
,
多囊胞性異形成腎
Keyword:
hyperechogenic kidney
,
囊胞性疾患
,
多発性囊胞腎
,
多囊胞性異形成腎
pp.127-130
発行日 2024年12月23日
Published Date 2024/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001829
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はじめに
泌尿器系疾患が胎児期に評価・診断されることは,胎児期から適切な周産期管理を行うために重要である。評価・診断の結果によっては,出生前に管理可能な医療機関への転院を考慮することができる。妊娠中の超音波検査は,一次医療機関を含む多くの産科医療機関で実施されている。そこで,本稿では,超音波検査による胎児泌尿器系の評価と,胎児期に診断される泌尿器系疾患のうち,囊胞性疾患である多発性囊胞腎(polycystic kidney disease:PKD),多囊胞性異形成腎(multicystic dysplastic kidney:MCDK)について概説する。
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