特集 耳鼻咽喉科領域における患者支援機器
【通院困難者への支援機器】
耳鼻咽喉科領域の在宅医療と支援機器
宇高 二良
1
,
宇高 良
1
Jiro Udaka
1
,
Ryo Udaka
1
1宇高耳鼻咽喉科医院
キーワード:
在宅医療
,
補聴器
,
AAC
Keyword:
在宅医療
,
補聴器
,
AAC
pp.437-440
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002084
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はじめに
耳鼻咽喉科において他科より大きく遅れをとっている分野は個人的には在宅医療と予防医学であると考えている。もちろん,これらの分野に耳鼻咽喉科としてどのような役割があるかの検証は必要であるが,現状では耳鼻咽喉科医自体の関心が限られていることも一つの要因である。在宅医療のうち往診については平成27年度のあるアンケート調査(茂木立らの論文より引用1))では一度でも往診の経験がある耳鼻咽喉科医は31%程度存在していたが,実際に日常診療の中で定常的に往診を行っている医師は非常に少ないと推察されている。そして,往診をしない理由として日常診療が忙しいことと診療報酬上見合わないことを挙げている。筆者自身は地域医療を標榜する耳鼻咽喉科開業医として,在宅医療は大きなテーマの一つとの理念から,開院当初より在宅医療のうち往診に取り組んできた。その結果から,耳鼻咽喉科の関わりの必要性と役割を挙げ,さらには在宅医療に必要な支援機器の変遷と今後の課題について述べてみたい。

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