特集 往診で行う診療―耳鼻咽喉科疾患
総論
在宅医療における往診と訪問診療―耳鼻咽喉科の役割
宇高 二良
1
,
宇高 良
1
Jiro Udaka
1
,
Ryo Udaka
1
1宇高耳鼻咽喉科医院
キーワード:
在宅医療
,
往診
,
訪問診療
,
耳鼻咽喉科
,
QOL
Keyword:
在宅医療
,
往診
,
訪問診療
,
耳鼻咽喉科
,
QOL
pp.229-231
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000481
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在宅医療
医療は “入院医療” と “外来医療”,そして “在宅医療” に分類される。入院医療は病院や有床診療所に宿泊の上,主として急性期および急性期からの継続療養を行い,外来診療は慢性疾患や急性でも日々の処置や治療で対応可能な疾患に対して自宅をベースにして通院療養を行う方法である。1947年に制定された従来の医療法では,医療を提供する場所を病院もしくは診療所に限定しており,入院医療と外来医療が主体であった。在宅での医療は突発的な状況に対して例外的医療として位置づけられた往診のみであった。
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