特集 伝音難聴の最新の診断と治療
【伝音難聴診断のための基礎知識】
いろいろな機器を用いて外耳・鼓膜を診よう
高橋 真理子
1
Mariko Takahashi
1
1名古屋市立大学医学部附属みらい光生病院耳鼻咽喉科
キーワード:
伝音難聴
,
外耳中耳
,
耳鏡
,
機器
Keyword:
伝音難聴
,
外耳中耳
,
耳鏡
,
機器
pp.9-12
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000001423
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はじめに
耳疾患の診断には,耳内外の所見をとることが必須である。伝音難聴は外耳・中耳の病変で生じるため,これらの詳細な観察,外耳道の大きさや弯曲の程度,動いてしまう小児など機器の工夫が必要となることが多い。また,これらの機器は画像を撮影できるものも多く,スケッチや所見だけでは伝えきれない情報を保存・共有することができる。本稿では,外耳・鼓膜を診るために有用な器具・機器について述べる。
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