特集 コロナ時代の新たな耳鼻咽喉科診療
コロナ時代の新たな耳鼻咽喉科臨床
鼻科診療
前田 陽平
1
Yohei Maeda
1
1地域医療機能推進機構(JCHO)大阪病院耳鼻咽喉科
キーワード:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
aerosol generating procedure
,
endoscopic sinus surgery
Keyword:
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
,
aerosol generating procedure
,
endoscopic sinus surgery
pp.56-58
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000434
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はじめに
鼻腔は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のウイルス量が非常に多い部位であり,その診察は医療従事者側の感染リスクに強く留意する必要がある。いわゆるエアロゾル発生処置(aerosol generating procedure:AGP)においてはFull-PPE(personal protective equipment,個人防護具)が必要であるというコンセンサスがある1)。したがって,Full-PPEではなくAGPをおこなった場合,①感染の可能性があり,②少なくとも濃厚接触者となってしまい,その後勤務することが困難になりうる。
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