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特集 SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の基礎から臨床まで
SGLT2阻害薬
SGLT2阻害薬の心血管イベント抑制効果
Cardiovascular protective effects of SGLT2 inhibitors
桑原 宏一郎
1
KUWAHARA Koichiro
1
1信州大学医学部循環器内科
キーワード:
SGLT2阻害薬
,
心不全
,
心血管イベント
,
動脈硬化性心血管病
Keyword:
SGLT2阻害薬
,
心不全
,
心血管イベント
,
動脈硬化性心血管病
pp.323-328
発行日 2026年9月25日
Published Date 2026/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002573
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はじめに
ナトリウム・グルコース共輸送体2(sodium glucose cotransporter 2:SGLT 2)阻害薬は糖尿病に対する血糖降下薬として開発されたが,心血管病リスクを有する2型糖尿病患者に対する心不全入院抑制,心血管イベント抑制,腎イベント抑制作用が示された。それに引き続き,SGLT2阻害薬は,心機能低下を伴う慢性心不全患者の予後改善効果が明らかとなり,その後,収縮力の保持された慢性心不全患者の予後改善効果も示された。さらに最近,糖尿病の有無にかかわらず慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)の腎イベント抑制および推算糸球体濾過量(eGFR)低下速度の改善効果も明らかとなった。SGLT2阻害薬は,糖尿病治療薬としてのみならず,慢性心不全やCKDの治療薬としても使用が拡大している。本稿では,SGLT2阻害薬の重要な臨床研究における心血管イベントに対する作用を紹介するとともに,実臨床における使用のポイントや留意点も含めて概説する。

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