Japanese
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特集 サイコネフロロジー:透析・移植
CKD医療の選択(患者,家族,医療者の心理も含めて)
高齢終末期腎不全患者へのアドバンス・ケア・プランニング
Advance care planning for elderly end-of-life renal disease patients
池尻 真理子
1
,
斎田 智未
1
,
笹田 真紀
1
,
祖地 香織
1
,
岡田 一義
1
IKEJIRI Mariko
1
,
SAITA Tomomi
1
,
SASADA Maki
1
,
SOCHI Kaori
1
,
OKADA Kazuyoshi
1
1社会医療法人川島会川島病院
キーワード:
アドバンス・ケア・プランニング
,
慢性腎臓病
,
透析
,
終末期
,
多職種協働
Keyword:
アドバンス・ケア・プランニング
,
慢性腎臓病
,
透析
,
終末期
,
多職種協働
pp.374-377
発行日 2024年3月25日
Published Date 2024/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001245
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はじめに
アドバンス・ケア・プランニング(advance care planning:ACP)とは,将来の変化に備え,将来の医療およびケアについて,患者本人を主体に,その家族や近しい人,医療・ケアチームが,繰り返し話し合いを行い,本人による意思決定を支援する取り組み1)とされている。また,厚生労働省は,本人による意思決定を基本としたうえで,人生の最終段階における医療・ケアを進めることが最も重要な原則である2)と述べている。そのためには,医療・ケアチームが,本人の理解力や認知機能が正常な時期,遅くても軽度低下している段階までに,本人だけでなく,家族らを含めて将来の医療・ケアと最期の迎え方を,本人を中心に据えて話し合うことが大切であると考える。
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