第37回 日本ハイパフォーマンス・メンブレン研究会 【前回優秀演題】
血液透析患者における透析条件とイオン化Mg率についての検討
田代 学
1
,
岡田 一義
1
,
水口 潤
1
1社会医療法人川島会川島病院腎臓内科
pp.136-140
発行日 2023年1月25日
Published Date 2023/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000597
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はじめに
Mgは生体内において4番目に豊富な2価の陽イオンである。Mgの分布は骨に50~55%,筋肉内に25~30%,軟部組織に20%が分布し,血漿中には0.3%程度しか含まれていない。血漿中のMgの60~75%が生体活性を有するイオン化Mgであり,透析患者においてはイオン化Mgの割合が低下していることが報告されている1)。生物学的活性を有するイオン化Mgの濃度が重要であるとされているが,透析患者における報告例は少ない。
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