Japanese
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特集 多臓器不全と急性腎障害(AKI)
【各論】
臓器障害とAKI 血液疾患
Acute kidney injury associated with hematologic disease
小澤 征良
1
,
澤 直樹
2
OZAWA Seira
1
,
SAWA Naoki
2
1虎の門病院 腎センター内科
2虎の門病院分院 腎センター内科
キーワード:
急性腎不全
,
腫瘍崩壊症候群
,
造血幹細胞移植関連疾患
Keyword:
急性腎不全
,
腫瘍崩壊症候群
,
造血幹細胞移植関連疾患
pp.79-83
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000235
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はじめに
造血器腫瘍と腎疾患の関連はよく知られている。腎臓内科医が多発性骨髄腫やAL(amyloid light-chain)アミロイドーシスといった形質細胞腫に伴う腎機能障害や蛋白尿を伴う症例,また造血器腫瘍の治療により腫瘍崩壊症候群(TLS)を起こし,急性腎障害(AKI)に至る症例に遭遇する機会は多い。さらに,血液悪性疾患に対して,造血幹細胞移植(hematopoietic cell transplantation)は唯一の根治療法となるが,造血幹細胞移植後は急性,慢性いずれの腎障害も起こしうる。
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