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特集 行くべきか,行かざるべきか〜超高齢者早期胃癌・表在型食道癌の内視鏡治療〜
[超高齢胃癌患者]
超高齢者早期胃癌に対するESDの現状と実際
Endoscopic submucosal dissection (ESD) for early gastric cancer in the super-elderly: Current status and real-world practice
御厨 優一郎
1
,
南方 信久
1
,
塩月 一生
1
,
滝沢 耕平
1
Yuichiro Mikuriya
1
,
Nobuhisa Minakata
1
,
Kazuo Shiotsuki
1
,
Kohei Takizawa
1
1神奈川県立がんセンター消化器内科
キーワード:
高齢者
,
胃ESD
,
周術期管理
Keyword:
高齢者
,
胃ESD
,
周術期管理
pp.1524-1528
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002432
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はじめに
高齢化が進む日本において,胃癌の年齢調整罹患率は減少しているが,加齢による胃癌の罹患リスクは依然として高い傾向にあり,高齢者に対する早期胃癌の治療機会は多い1)。早期胃癌の治療においてESDは,外科手術に比べると,臓器温存が可能な低侵襲治療であり,術後の生活の質(QOL)も高く,本邦のみならず,世界中で広く普及している。さらに,高齢で,全身状態や予後への配慮を要する症例に対しては,ESDの低侵襲性を考慮した適応拡大が期待されており,適切な治療戦略の構築が求められている。一方で,高齢患者は若年患者に比べると,身体機能の低下や,併存疾患を抱えることも多く,合併症対策や鎮静管理などを含めたさまざまな課題が存在する。本稿では高齢者に対する胃ESDの治療成績や安全性を概説し,実際の症例を交えながら紹介していきたい。

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