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特集 消化管内視鏡処置具の使い分け2025
序説
Introductory remarks
山本 博徳
1
Hironori Yamamoto
1
1自治医科大学消化器内科
pp.1103-1103
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002204
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- Abstract 文献概要
消化器内視鏡検査と治療の現場において,内視鏡は診断装置としてだけでなく,治療機器としてもますます重要な役割を果たすようになっている。これに伴い,低侵襲で安全かつ効果的な治療を実現するための内視鏡処置具の需要は高まる一方である。近年の内視鏡技術の進展とともに,多様な処置具が開発・市販され,より複雑な検査や治療を可能にしている。これまでにも,「処置具を使いこなす」(2015年8月号)や,「知っておきたい新たな処置具―特徴とその開発意図」(2020年6月号)などの増大号で,処置具の基礎や開発背景について詳述してきた。しかし,技術革新のスピードは衰えることなく,新たな処置具が次々と市場に投入されている現状において,内視鏡医は常に最新情報を把握し,シチュエーションに応じた適切な器具選択と使い分けがますます求められている。
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