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特集 基礎から学ぶ 咽頭・食道内視鏡診断
[知っておきたい口腔・咽喉頭・食道病変]
遭遇しうる口腔・咽喉頭病変
Oropharyngolaryngeal lesions you will likely encounter
松浦 倫子
1
,
増永 哲平
1
,
水谷 真理
2
,
飽本 哲兵
1
,
高取 祐作
1
,
中山 敦史
1
,
高林 馨
2
,
加藤 元彦
2
,
矢作 直久
1
Noriko Matsuura
1
,
Teppei Masunaga
1
,
Mari Mizutani
2
,
Teppei Akimoto
1
,
Yusaku Takatori
1
,
Atsushi Nakayama
1
,
Kaoru Takabayashi
2
,
Motohiko Kato
2
,
Naohisa Yahagi
1
1慶應義塾大学腫瘍センター低侵襲療法研究開発部門
2慶應義塾大学視鏡センター
キーワード:
拡大内視鏡
,
brownish area
,
咽頭癌
Keyword:
拡大内視鏡
,
brownish area
,
咽頭癌
pp.65-72
発行日 2025年1月25日
Published Date 2025/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001824
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はじめに
2000年頃から咽頭癌に対する内視鏡治療が報告され,咽頭表在癌に対する認識が高まり,2005年に市販されたnarrow band imaging (NBI)システムにより咽頭癌の視認性が向上した。さらに多飲酒・喫煙歴を有するハイリスク症例に対し,上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy:EGD)時に咽頭領域を観察することの重要性が広く認知されるようになり,その後,Valsalva法などの観察法,鎮静法が工夫され,内視鏡医が咽頭病変に遭遇することは決して稀ではなくなってきた。
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