Japanese
English
特集 胆管カニュレーション―基本から困難症例まで―
[困難症例への対処]
Needle knifeを用いたprecut法
Precut sphincterotomy using a needle knife
潟沼 朗生
1
,
石井 達也
1
,
安藤 遼
1
,
金 俊文
1
,
本谷 雅代
1
Akio Katanuma
1
,
Tatsuya Ishii
1
,
Ryo Ando
1
,
Toshifumi Kin
1
,
Masayo Motoya
1
1手稲渓仁会病院消化器病センター
キーワード:
プレカット
,
Needle knife
,
マーキング法
,
TXI
Keyword:
プレカット
,
Needle knife
,
マーキング法
,
TXI
pp.1287-1290
発行日 2024年9月25日
Published Date 2024/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001581
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Ⅰ.Precutの種類
Precutは胆管への深部挿管が困難な症例に対する手技として考えられている。通常のERCPにおいて胆管挿管が認識されにくい場合や,narrow distal segment(NDS)が長く,選択的な胆管挿管が難しい場合に用いられる方法である。すなわち,乳頭部の十二指腸粘膜を切開することにより,胆管の開口部を露出させ,また乳頭部胆管内での走行を比較的直線とし選択的挿管を容易とするものである。Precut法にはいくつかの種類があるが,大きく分けると次の三つである。
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