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特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅲ. 陥凹を呈する病変
陥凹を呈する病変の鑑別診断のポイント
Points for the differential diagnosis of gastric depressed lesions
貝瀬 満
1
Mitsuru KAISE
1
1日本医科大学消化器内科学
キーワード:
陥凹病変
,
鑑別診断
Keyword:
陥凹病変
,
鑑別診断
pp.178-182
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000407
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陥凹を呈する病変の鑑別診断
陥凹を呈する病変には,陥凹面の性状や深さ,陥凹境界の形状,陥凹周囲の粘膜性状や隆起の有無,病変数や分布など,所見の相違によってバリエーションが多く,鑑別診断は容易ではない。陥凹は,深い陥凹(潰瘍性病変)と浅い陥凹(びらん性病変または組織欠損を伴わない陥凹)に大別すると鑑別診断を整理しやすい。そのうえで,陥凹・陥凹周囲粘膜の主要な内視鏡所見を認識し,病変の組織所見を想定するアプローチによって,より確実な鑑別診断が可能となる。
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