特集 消化管内視鏡診断の基本手技
スコープの構造と光学特性
佐藤 公
1
,
小林 祥司
,
吉田 貴史
,
馬 玉紅
,
山口 達也
,
榎本 信幸
1地域医療機能推進機構山梨病院
キーワード:
機器のデザイン
,
腫瘍侵入性
,
消化器疾患
,
消化管内視鏡法
,
消化管内視鏡
,
寸法測定精度
,
撮像視野
,
電子内視鏡
Keyword:
Digestive System Diseases
,
Endoscopy, Gastrointestinal
,
Equipment Design
,
Neoplasm Invasiveness
,
Endoscopes, Gastrointestinal
,
Dimensional Measurement Accuracy
pp.488-494
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020250290
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消化器内視鏡の基本構造と光学的特性を理解することは、消化器内視鏡診断において重要である。内視鏡はそれぞれの用途にあわせて、全長、先端硬性部、スコープの硬度、鉗子孔や送気・送水管路の開口位置、視野角、視軸に至るまで細かく設計されており、同一のアングル角度、対象物との距離であってもみえ方が異なる。対物レンズには凸レンズが使用され、焦点のあう範囲が広いものの、視野の周辺部ほど歪みが大きくなるという特徴がある。こうした特性を理解しつつ、使用目的にあった内視鏡機器を選択することが必要である。
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