特集 小児の学際的な睡眠医療 基礎から臨床をつなぐ
最新の小児睡眠医療を行うために ゲーム障害と睡眠 どうしたらゲームより睡眠を選ぶか
星野 恭子
1
1昌仁醫修会瀬川記念小児神経学クリニック
キーワード:
患者教育
,
発達障害
,
睡眠-覚醒障害
,
家族教育
,
ゲーム障害
Keyword:
Developmental Disabilities
,
Patient Education as Topic
,
Sleep Wake Disorders
,
Technology Addiction
pp.1323-1328
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020397688
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●小中学生のネット・ゲーム依存は、睡眠に悪影響をきたし、昨今増加し低年齢化している。●ネット中毒の神経機能異常はおもに前頭葉~大脳基底核障害、ドパミン神経系異常である。●神経発達症はゲーム依存に陥りやすく、メラトニン分泌異常がさらに増悪させている。●睡眠不足やゲーム障害の弊害、本人の心身の異常所見を保護者と本人に真摯に伝える。●「自分を大切にする心」が治療の第一歩。健全な心身を取り戻す目的であることを話す。
Copyright© 2020 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.