特集 小児神経学-現在から未来へ
総論 一般検査から疑うべき神経・筋疾患
清水 教一
1
1東邦大学医療センター大橋病院 小児科
キーワード:
Creatine Kinase
,
肝臓疾患
,
筋疾患
,
神経筋疾患
,
低血糖症
,
高アンモニア血症
,
アシドーシス-代謝性
Keyword:
Liver Diseases
,
Hypoglycemia
,
Neuromuscular Diseases
,
Muscular Diseases
,
Creatine Kinase
,
Acidosis
,
Hyperammonemia
pp.344-347
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020187998
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<Key Points>(1)血液検査にてクレアチンキナーゼ(CK)の上昇をみたときは筋ジストロフィー、先天性ミオパチー、炎症性筋疾患、一部の先天代謝異常症の可能性を考える。(2)先天代謝異常症の可能性を考えたときは、血糖値測定、血中アンモニア値測定ならびに血液ガス分析は必ず行うべきfirst lineの検査である。(3)神経症状と肝障害の合併をみたときは、先天代謝異常症は鑑別すべき疾患である。
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