特集 小児神経学-現在から未来へ
総論 小児科医に必要な頭部外傷の知識 主に虐待によるものについて
内ヶ崎 西作
1
1日本大学 医学部社会医学系法医学分野
キーワード:
クモ膜下出血
,
硬膜下血腫
,
硬膜外血腫-頭蓋
,
皮下出血
,
頭蓋骨骨折
,
頭部外傷
,
保健衛生知識, 態度, 実践
,
揺さぶられっ子症候群
,
小児科医
,
帽状腱膜下出血
Keyword:
Health Knowledge, Attitudes, Practice
,
Subarachnoid Hemorrhage
,
Hematoma, Epidural, Cranial
,
Hematoma, Subdural
,
Pediatricians
,
Craniocerebral Trauma
,
Ecchymosis
,
Skull Fractures
,
Shaken Baby Syndrome
pp.349-353
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020187999
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<Key Points>(1)頭部外傷には虐待が関係している場合が多い。(2)頭蓋内損傷がある場合には、感染性胃腸炎や熱性けいれんと診断される場合がある。(3)親の説明は意訳せずに話したとおりの言葉で記録する。(4)小児科医一人で責任を負うことなく、CPTをもつ病院に紹介することが望まれる。(5)X線、CT、MRIだけでなく、体表の写真を撮影しておくことが望まれる。
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