特集 バイオサイコソーシャルモデルで行う小児科診療-小児に根差す生物・心理・社会的医療とは
日本版Bright Futuresを目指して
岡 明
1
1東京大学 医学部小児科
キーワード:
自殺
,
児童虐待
,
診断サービス
,
小児保健医療サービス
,
貧困
,
保健指導
Keyword:
Child Abuse
,
Child Health Services
,
Diagnostic Services
,
Poverty
,
Suicide
pp.1831-1833
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020084133
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<Key Points>(1)今の小児医療保健は、子どもの貧困や子ども虐待、思春期の自殺などのPsychosocialな課題に対応できていない可能性がある。(2)わが国では、乳幼児期に比較して学童・思春期のHealth Supervisionの体制は、課題が多い。(3)米国のBright Futuresのシステムを参考に、日本でも学童・思春期を含めた切れ目のないHealth Supervisionの制度と、それに見合う小児科医のスキルの養成が必要である。
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