特集 境界領域の診療
脳神経外科疾患 脳血管障害 もやもや病
中川原 譲二
1
1大阪なんばクリニック 脳神経外科
キーワード:
脳血管形成術
,
もやもや病
,
MRA
,
発病年齢
,
飛行時間法
Keyword:
Moyamoya Disease
,
Age of Onset
,
Cerebral Revascularization
,
Magnetic Resonance Angiography
pp.1563-1567
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041523
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<Key Points>(1)もやもや病の症状として、過呼吸に伴って発症する一過性脳虚血発作が特徴的である。(2)もやもや病は、MRI/MRA検査によって非侵襲的に確定診断することができる。(3)もやもや病に対する脳血行再建術の手技は直接法と間接法とに分けられるが、虚血型、出血型のいずれの病型にも有効である。(4)もやもや病は緩徐進行性の疾患であり、経過中に脳小血管病変の出現や主幹動脈病変の進行の程度などを認める例があり、MRIによる経時的なリスク管理が重要である。
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