特集 境界領域の診療
皮膚科的疾患 熱傷
池田 弘人
1
1帝京大学 医学部救急医学講座
キーワード:
熱傷
,
救急処置
,
局所性抗感染剤
,
児童虐待
,
軟膏剤
,
重症度指標
Keyword:
Anti-Infective Agents, Local
,
Severity of Illness Index
,
Child Abuse
,
Burns
,
Ointments
,
First Aid
pp.1460-1463
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041498
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<Key Points>(1)II度浅達性熱傷(SDB)なら2週間程度で上皮化創閉鎖し、小児科外来でもフォロー可能である。(2)深達性II度熱傷(DDB)の場合は創閉鎖までに2週間以上を要し肥厚性瘢痕になる可能性が高いので専門医に相談すべきである。(3)III度熱傷(DB)は、専門医の治療が必要不可欠であり、速やかに相談依頼すべきである。(4)身体的虐待における熱傷の頻度は7~9%と報告されており、虐待の可能性を見逃さないようにする。
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