特集 小児科医に必要な免疫の知識
疾患における免疫系の関与 自己免疫疾患 1型糖尿病(1A型)
川崎 英二
1
1新古賀病院 糖尿病センター
キーワード:
自己抗体
,
糖尿病-1型
,
インスリン分泌細胞
,
甲状腺疾患-自己免疫性
Keyword:
Diabetes Mellitus, Type 1
,
Autoantibodies
,
Insulin-Secreting Cells
pp.1166-1170
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019336744
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<Key Points>(1)1型糖尿病は、インスリンを分泌する膵島β細胞が自己反応性T細胞により破壊されてインスリンの絶対的不足に陥る疾患である。(2)1型糖尿病に合併する自己免疫疾患は自己免疫性甲状腺疾患がもっとも多い。(3)1型糖尿病発症前より血液中に膵島関連自己抗体が検出され、診断時には90%以上の患者で陽性となる。(4)膵島関連自己抗体は、1A型糖尿病の診断、発症・進行予知や病態の把握に用いられる。
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