特集 小児科医に必要な免疫の知識
総論 ワクチンによる能動免疫成立機序とその改良(mRNAワクチン)
宮地 一樹
1
,
石井 健
1医薬基盤・健康・栄養研究所ワクチン・アジュバント研究センター モックアップワクチン開発プロジェクト
キーワード:
mRNA
,
ワクチン
,
能動免疫
Keyword:
Immunity, Active
,
RNA, Messenger
,
Vaccines
pp.1125-1131
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019336736
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<Key Points>(1)mRNAワクチンは効率よく細胞傷害性T細胞を誘導することができるワクチンである。(2)投与されたmRNAワクチンは樹状細胞やマクロファージなどのプロフェッショナル抗原提示細胞に取り込まれると考えられている。(3)mRNAの安定性や免疫原性を高めるため、修飾核酸やナノ粒子などのDDS技術が使用されている。
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