特集 小児科医に必要な免疫の知識
総論 免疫グロブリン、補体とその機能
關中 悠仁
1
1防衛医科大学校病院 小児科
キーワード:
Immunoglobulins
,
補体
,
自然免疫
,
遺伝性補体欠損症
Keyword:
Immunoglobulins
,
Immunity, Innate
,
Complement System Proteins
,
Hereditary Complement Deficiency Diseases
pp.1104-1107
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019336732
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<Key Points>(1)免疫グロブリンは、各種免疫不全症、感染症、腫瘍、自己免疫疾患、アレルギー疾患などの抗体産生系が異常をきたす疾患のモニタリング、病態把握のために測定する。(2)免疫グロブリンの値は、単一のクラスのみではなく、ほかのクラスの値も含めて総合的に判断する。(3)補体の異常は低値において重要であることが多く、消費の亢進や先天性補体欠損による産生低下が鑑別に挙がる。
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