特集 高血糖と低血糖-どう対応するか
血糖制御のメカニズム
安田 祐希
1
,
杉原 茂孝
1東京女子医科大学東医療センター 小児科
キーワード:
糖新生
,
Insulin
,
Insulin-Like Growth Factor I
,
解糖
,
肝臓
,
血糖
,
食事
,
骨格筋
,
糖代謝
,
Incretins
Keyword:
Blood Glucose
,
Gluconeogenesis
,
Insulin-Like Growth Factor I
,
Liver
,
Glycolysis
,
Insulin
,
Muscle, Skeletal
,
Diet
,
Incretins
,
Carbohydrate Metabolism
pp.923-929
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019280812
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<Key Points>(1)ヒトにおいて血糖値は概ね狭い一定範囲内で調節維持されている。(2)血糖値を調節する因子として、肝臓での糖新生、グリコーゲン分解、骨格筋や脂肪組織での糖取り込みなどが挙げられる。(3)血糖値を下げるホルモンはインスリンとIGF-1のみである。血糖値を上げるホルモン(インスリン拮抗ホルモン)は、グルカゴン、カテコラミン、グルココルチコイド、成長ホルモンなど多数ある。(4)インクレチン(GLP-1、GIP)は、栄養素の摂取に伴い消化管から分泌され、膵β細胞からのインスリン分泌を促進する。
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