特集 小児科医に求められる新生児医療の基本
新生児室で求められる基本技能 新生児病棟における感染対策 標準予防策および出生時の点眼について
高橋 尚人
1
1東京大学医学部附属病院 小児・新生児集中治療部
キーワード:
眼炎-新生児
,
院内感染
,
感染予防管理
,
病院新生児室
,
眼内投与
Keyword:
Cross Infection
,
Infection Control
,
Nurseries, Hospital
,
Ophthalmia Neonatorum
,
Administration, Ophthalmic
pp.686-689
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019263883
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)新生児を新生児室で集団で管理する場合には、感染伝播が起こりやすいことに常に注意が必要である。(2)正常新生児室における感染予防対策は、標準予防策(standard precaution)で対応する。(3)とくにアルコール消毒薬による手指衛生を適切なタイミングで行う。(4)正常新生児室は生活の場としての働きもあることから、個々の施設で独自の判断で、責任をもって対処法を検討し、感染症発症例が現れたときは、保健所への報告も含め、流行にいたらぬように適切な対応をとらなくてはならない。
Copyright© 2019 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.