特集 小児の負荷試験2019
循環器系機能検査 運動負荷による心電図検査
鈴木 嗣敏
1
1大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター 小児不整脈科
キーワード:
QT延長症候群
,
WPW症候群
,
運動負荷試験
,
心電図
,
頻拍-カテコラミン誘発性多形性心室性
Keyword:
Long QT Syndrome
,
Wolff-Parkinson-White Syndrome
,
Electrocardiography
,
Exercise Test
,
Polymorphic Catecholergic Ventricular Tachycardia
pp.591-594
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019201012
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<Key Points>(1)マスターダブル法は簡便だが運動中の心電図が観察できず、十分な負荷をかけるのも困難なため、トレッドミル検査やエルゴメーター検査が推奨される。(2)小学生低学年は一定速度で自転車を漕ぎ続けるのが困難なことがあり、トレッドミル検査が推奨される。(3)WPW症候群は運動負荷検査中デルタ波が見えにくくなるが、これをデルタ波が消失したと判断し、突然死のリスクが低いと判定するのは誤りであり、注意が必要である。
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