特集 知っておきたい小児分野の医療機器
トピックス 小児では心電図自動診断は信用できるか?
住友 直方
1
1埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科
キーワード:
QT延長症候群
,
WPW症候群
,
心臓疾患
,
心拡大
,
コンピュータ支援診断
,
心電図
,
頻拍-心室性
,
不整脈
,
期外収縮-心室性
,
期外収縮-心房性
Keyword:
Arrhythmias, Cardiac
,
Long QT Syndrome
,
Heart Diseases
,
Cardiomegaly
,
Wolff-Parkinson-White Syndrome
,
Diagnosis, Computer-Assisted
,
Tachycardia, Ventricular
,
Ventricular Premature Complexes
,
Atrial Premature Complexes
,
Electrocardiography
pp.581-587
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020230106
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<Key Points>(1)心電図自動診断での不整脈診断は、心室副収縮、上室期外収縮、接合部調律などで誤った判定が出ることが多い。(2)QRS電気軸は正確に読みすぎるあまり、不定軸とするべき心電図を右軸、左軸などと読んでしまうことがある。(3)QT時間に関しては自動診断では21~26msec長くQT時間を計測するため、マニュアルでの計測が必要である。(4)心室肥大の判定に関しては、新たな基準が設けられた。(5)右胸心、内臓逆位などの判定も自動診断の弱点である。
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