特集 小児の気道感染症-症状からどこまで原因を探れるか?
総論 小児の気道感染症診療におけるガイドラインの限界
田島 剛
1
1博慈会記念総合病院
キーワード:
気道感染
,
診療ガイドライン
Keyword:
Respiratory Tract Infections
,
Practice Guidelines as Topic
pp.184-186
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019142781
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<Key Points>(1)国内のガイドラインはあるが、エビデンスレベルは高くない。(2)海外のガイドラインもあるが、原因菌に占める耐性菌の割合ならびにアンチバイオグラムは国ごとに異なり、検証が必要である。(3)ガイドラインだけを頼りにするのではなく、患者をよく診察し、検査結果とともに総合的に判断し診療することが肝要である。(4)代表的な病原微生物による疾患ごとの典型的な経過を熟知することによって正しい治療が選択できる。(5)質の高いガイドライン作成のために、現在あるガイドラインの検証が必要である。
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