特集 周産期相談310 お母さんへの回答マニュアル 第3版
新生児・乳児編 頭部、顔面、頸部 新生児期 まぶたやうなじに赤いあざがありますが消えますか?
馬場 直子
1
1神奈川県立こども医療センター 皮膚科
キーワード:
眼瞼疾患
,
頸部
,
母斑
Keyword:
Eyelid Diseases
,
Neck
,
Nevus
pp.344-345
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00621.2020088369
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<回答のポイント>1)サモンパッチ(正中部母斑)ならば、自然消退する可能性が高い。しかし、サモンパッチでも眉間のものは残る場合があり、1歳半を過ぎてもくっきり残っている場合は成人まで残る可能性がある。2)ウンナ母斑は数年かかって薄くはなるが、半数くらいは成人まで残る。しかし、大半は頭髪に隠れる部位なので、治療の対象にはならないことがほとんどである。3)1歳半を過ぎても濃く残っているサモンパッチ、後頭部だけでなく後頸部にはみ出していて整容上問題になるウンナ母斑は、レーザー治療の対象になることがある。
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