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新生児期の経過観察でよい皮膚症状
日野 治子
1
1公立学校共済組合関東中央病院 皮膚科
キーワード:
汗疹
,
紅斑
,
黒皮症
,
尋常性ざ瘡
,
色素異常症
,
色素失調症
,
新生児疾患
,
青斑
,
胎脂
,
肉芽腫
,
肥大
,
皮膚症状
,
母斑
,
脂腺疾患
,
皮膚炎-口囲
,
蒙古斑
,
先端膿疱症
,
稗粒腫
Keyword:
Acne Vulgaris
,
Erythema
,
Granuloma
,
Hypertrophy
,
Incontinentia Pigmenti
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Locus Coeruleus
,
Melanosis
,
Miliaria
,
Nevus
,
Pigmentation Disorders
,
Skin Manifestations
,
Sebaceous Gland Diseases
,
Vernix Caseosa
,
Dermatitis, Perioral
,
Mongolian Spot
pp.456-465
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016254633
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胎児の皮膚は薄くて,非常に軟らかくて,通常はしっとりとして,且つなめらかである.しかし胎内で羊水に保護されていた胎児が分娩とともに外気に曝され無防備な状況に置かれる.皮膚には体内を防御しなくてはならない役目があるが,出生と同時にその任務を発揮しなければならない状況に置かれるのである.新生児期にみられる皮膚の変化には,外界と接したことにより生じた症状のほかに,出生時からすでにみられる症状もある.当然処置治療が必要な病変もあるが,中にはそのまま経過をみる症状も少なからずありうる.(「はじめに」より)
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