特集 周産期相談310 お母さんへの回答マニュアル 第3版
産科編 分娩 お産に保険が使えるのはどんなときですか?
金川 武司
1
1大阪府立病院機構大阪母子医療センター 産科
キーワード:
妊娠合併症
,
ハイリスク妊娠
,
保険適用範囲
Keyword:
Insurance Coverage
,
Pregnancy, High-Risk
,
Pregnancy Complications
pp.320-321
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00621.2020088359
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<回答のポイント>1)現行の医療保険制度による医療の給付は「傷病に対する医療の給付」であるので、傷病とはみなされない正常分娩については給付の対象外、すなわち自費診療となる。2)分娩経過中に病的な状態が発生し、異常分娩となった場合は療養の給付(保険の適用)の対象となる。3)正常分娩は給付の対象外であるが、後日申請により健康保険から出産育児一時金として一定の金額(現行42万円、産科医療補償制度に加未入の医療機関で出産した場合は39万円)が支払われるシステムになっている(現金給付)。
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