Frontier Discussion
特発性血小板減少性紫斑病に対するリツキシマブの医師主導治験
宮川義隆
1
Yoshitaka Miyakawa
1
1慶應義塾大学医学部 血液内科 専任講師
pp.662-666
発行日 2013年4月30日
Published Date 2013/4/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201305662
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特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は血小板が減少する血液の難病です。皆さんはITPに10年もドラッグラグがある薬剤があることをご存じですか? 答えはリツキシマブです。欧米ではITPに対してリツキシマブが脾摘を回避する目的で広く処方されています。国内外のガイドラインで推奨されているリツキシマブのITPに対する適応拡大を目標に,医師主導治験を進めています。本稿では医師主導治験を私が始めた背景と課題についてご紹介します。