特集 小児アレルギー疾患の新知見
Ⅲ.気管支喘息 3.小児気管支喘息における抗IgE抗体療法の位置付け
小田嶋博
1
Hiroshi Odajima
1
1国立病院機構福岡病院副院長
pp.528-533
発行日 2016年3月15日
Published Date 2016/3/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201604054
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小児気管支喘息でも重症患者に対して生物学的製剤としての抗IgE抗体製剤オマリズマブが徐々に使用されるようになった。ほとんどの症例で有効であるが,高価であること,中止時期,長期間の副作用などの検討課題が残ること,施行時の痛みが強いことなどから,基本的な環境整備やコンプライアンスの確認後に,適応を慎重に決定する必要がある。