今月の主題 ベッドサイドの免疫学-免疫疾患に強くなるために
知っておきたい免疫疾患のトピックス
【自己免疫疾患とアレルギーのトピックス】
気管支喘息の新しい治療戦略―抗IgE療法
大田 健
1
1帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学
pp.958-960
発行日 2006年6月10日
Published Date 2006/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101650
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喘息患者の約70%でチリダニに対する免疫グログリンE(immunoglobulin E:IgE)抗体が陽性である事実は,アレルギー反応が気道炎症や喘息症状の発現に重要な役割を演じていることを示唆している.
本稿では,気管支喘息の新しい治療戦略として,実用化が進んでいるヒト化抗IgE抗体を用いた抗IgE療法について概説する.
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