特集 色々なアレルギー疾患における最近の進歩
V.眼 科 1.涙液IgE検査の開発
庄司純
1
1日本大学医学部視覚科学系眼科学分野臨床教授
pp.1604-1612
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201511112
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アレルギー性結膜疾患の診断に用いる眼アレルギー検査が検討されている。現在有望視されている眼アレルギー検査は,涙液中の総IgEもしくは抗原特異的IgE抗体をイムノクロマト法で測定する涙液検査で,涙液総IgEは準確定診断のための検査として実用化されている。眼アレルギー検査は,眼局所のアレルギー反応を反映して,診断や活動性の指標となる検査であることが求められており,抗原特異的IgE抗体による涙液検査の実用化に向けた取り組みが続けられている。