特集2 喘息治療薬の最新動向-新規ICS/LABA配合剤の使い方-
序 ~pMDIを用いた新規ICS/LABA配合剤登場で臨床現場はどう変わるか?~
足立満
1
Mitsuru Adachi
1
1国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授/山王病院アレルギー内科
pp.1643-1645
発行日 2013年10月15日
Published Date 2013/10/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201311091
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ICSの普及とともに喘息死は大きく減少したが,臨床の現場においては患者の多くが喘息症状を経験しており,喘息のコントロール状態は未だ十分とはいえない。このほど登場したフルチカゾンプロピオン酸エステル/ホルモテロールフマル酸塩水和物の配合剤は有効成分の組み合わせとpMDIという吸入器により,喘息の薬物治療に対して新たな選択肢を提供可能であり,吸入指導の徹底とともにより良い喘息コントロールをもたらすことが期待される。