連載 アレルギー疾患の治療薬(4)
皮膚科 外用薬 ステロイド外用薬
片山一朗
1
Ichiro Katayama
1
1大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学皮膚科学教授
キーワード:
ステロイド外用薬
,
アトピー性皮膚炎
,
ステロイド不応性
,
フィンガーチップユニット(FTU)
,
ガイドライン
Keyword:
ステロイド外用薬
,
アトピー性皮膚炎
,
ステロイド不応性
,
フィンガーチップユニット(FTU)
,
ガイドライン
pp.620-628
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201304144
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ステロイド外用療法はアトピー性皮膚炎治療の根幹をなし,年齢,皮膚炎の性状,部位,経過,季節に応じ,必要な量を十分使用する。 ステロイド軟膏はその強さによりウィークからストロンゲストまでの5段階に分類されている。治療ガイドラインが示され,皮膚症状の程度に応じて適切なランクのステロイドを使用する。 ステロイドの経皮吸収率は部位,年齢,皮膚バリア機能により大きく異なり,顔面では前腕の13倍も高く,副作用への注意が必要である。