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特集 マイクロバイオームと生体恒常性・疾患
7.循環器疾患とマイクロバイオーム
Cardiovascular disease and microbiome
山下智也
1
,
平田健一
2
Yamashita Tomoya
1
,
Hirata Ken-ichi
2
1神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野 准教授
2神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野 教授
キーワード:
動脈硬化
,
冠動脈疾患
,
Enterotype
,
TMAO
Keyword:
動脈硬化
,
冠動脈疾患
,
Enterotype
,
TMAO
pp.433-440
発行日 2018年2月25日
Published Date 2018/2/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201803433
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腸内マイクロバイオームと循環器疾患との関連調査研究が進み,特定の菌種や腸内細菌代謝物と疾患発症との関係が報告されている。我々は冠動脈疾患の発症と腸内細菌叢との関係を調査して報告した。さらに,その結果を用いて疾患発症リスク評価に使用できないか?という取り組みを行った。本稿では口腔ならびに腸内マイクロバイオームと動脈硬化を中心に循環器疾患との関連性に着目して,これまで報告されている研究成果を紹介し,マイクロバイオームを臨床医学の中で検査することの意義についても考察したい。