Japanese
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特集 持続感染・潜伏感染の機序と病態
3.ヘルペスウイルス感染の治療薬とワクチン
Therapeutic drugs and vaccine for herpes virus infections
大黒徹
1
,
白木公康
2
Daikoku Tohru
1
,
Shiraki Kimiyasu
2
1富山大学大学院医学薬学研究部ウイルス学 准教授
2富山大学大学院医学薬学研究部ウイルス学 教授
キーワード:
水痘・帯状疱疹
,
サイトメガロウイルス感染症
,
単純ヘルペスウイルス感染症
Keyword:
水痘・帯状疱疹
,
サイトメガロウイルス感染症
,
単純ヘルペスウイルス感染症
pp.46-54
発行日 2015年8月25日
Published Date 2015/8/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201509046
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単純ヘルペスウイルス(HSV)と水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)およびサイトメガロウイルス(CMV)には,それぞれの抗ウイルス療法が広く普及している。VZVには水痘ワクチンがある。骨髄移植患者の,HSV,VZVとCMVの再活性化と発症時期の違いから明らかなように,これらのヘルペスウイルス感染症の病態を,感染症に特徴的な病態,免疫応答と病変の形成のバランスから理解することは重要と思われる。そのような理解の上で,抗ウイルス療法が行われることを期待したい。