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第2回日本薬学教育学会大会 大会テーマ「教育のアウトカムを測る~大学教育から生涯研鑽へ~」
pp.2214-2221
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201710030
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第2回日本薬学教育学会大会が9月2~3日,名古屋市内の名古屋市立大学薬学部で開催された。大会テーマは「教育のアウトカムを測る~大学教育から生涯研鑽へ~」,大会長は名古屋市立大学大学院薬学研究科細胞情報学分野教授・林 秀敏氏。なお,本大会は愛知県内4大学(名古屋市立大学,名城大学,愛知学院大学,金城学院大学)が協力して運営された。薬学教育6年制課程の第1期生が社会に巣立ってから5年が経過し,薬学教育にはさらなる発展を目指した評価と改善が求められている。薬学に対する社会のニーズは,薬剤師への期待に伴って一層多様かつ高度になり,薬学が社会貢献をしていく必要性がますます高まっていると言える。長い歴史と実績を有する基礎薬学と,重要性が増しつつある臨床薬学を融合し,新しい日本薬学を創出するためにも,“オール薬学”で取り組む未来の人材育成に対して,日本薬学教育学会の果たすべき役割は大きい。大会では,薬剤師の生涯研鑽に関するシンポジウムが催され,医療チームの一員としての薬剤師が,継続的な自己研鑽をしていくために必要となるものは何かについて,関係者の間で議論が交わされた。