第 III 部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~
抗ウイルス薬
鍬田伸好
1
,
満屋裕明
2
1国立国際医療研究センター臨床研究センター
2国立国際医療研究センター臨床研究センター センター長
2熊本大学医学部血液内科膠原病内科感染免疫診療部・教授/米国国立癌研究所癌研究センターレトロウイルス感染症部・部長
pp.340-351
発行日 2015年1月31日
Published Date 2015/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201513340
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C型肝炎ウイルス(HCV)治療薬では,2014年9月3日にアスナプレビル(スンベプラ®カプセル100mg)とダクラタスビル塩酸塩(ダクルインザ® 錠60mg)が発売され,続いて同月26日にはバニプレビル(バニヘップ® カプセル150mg)の製造販売が承認された。B型肝炎ウイルス(HBV)治療薬では2014年5月にテノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(テノゼット® 錠300mg)が発売され,ヒト免疫不全ウイルス(HIV)治療薬では2014年4月にドルテグラビルナトリウム(テビケイ® 錠50mg)が発売された。インフルエンザ治療薬では2014年3月にファビピラビル(アビガン® 錠200mg)が製造販売承認(ただし制限付き)を受けている。