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第16回日本骨粗鬆症学会 大会テーマ「骨粗鬆症に対する包括的連携」
pp.2788-2795
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201412034
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第16回日本骨粗鬆症学会が10月23~ 25日,都内の京王プラザホテルで開催された。大会テーマは「骨粗鬆症に対する包括的連携」,年会長は東京女子医科大学整形外科学教室主任教授・加藤義治氏。日本は現在,未曾有の高齢社会を迎え,骨粗鬆症はもはや国民病といっても過言ではないほど,大きな社会問題となっている。また骨粗鬆症は,単独の診療科で治療することは難しく,整形外科,内科,産婦人科,放射線科を始めとして,看護師,薬剤師,栄養士といったメディカルスタッフとも緊密に連携しながら,その病態や診断,治療,支援サービスに取り組むことが求められている。このような疾患の特徴を考えた場合,多数の診療科の医師やメディカルスタッフが一堂に会する本学会の意義は大きく,わが国の骨粗鬆症を克服するために,なお一層の貢献が期待される。今回は,日本腎臓学会との合同シンポジウムとして「CKD(慢性腎臓病)に併発する骨粗鬆症」の問題が取り上げられ,その病態・診断から治療・予後に至るまで,活発な討議がなされた。
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