連載 クリニカル・パスと薬剤師(50) 計画と実践のノウ・ハウ
佐久総合病院の術前検査センター依頼指示書(旧外来クリニカルパス)と薬剤師の関わり
堀内賢一
1
1JA長野厚生連佐久総合病院薬剤部
pp.155-163
発行日 2014年1月1日
Published Date 2014/1/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201401155
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DPC(diagnosis procedure combination:診断群分類別包括評価制度)が2006年4月 より本格導入され,各医療施設においてはクリニカルパスを有効に活用し,さまざまな工夫をすることにより,医療の質を確保しながら平均在院日数を減らす試みがなされている。佐久総合病院では,術前検査センター依頼指示書(旧外来クリニカルパス)を用いて,術前業務の標準化と安全性の向上を目的に,さまざまな施策を実施した。術前検査センターや持参薬管理センターを開設し,標準化プロジェクトに取り組んだ結果,術前検査センター取り扱い患者数は年々増加し,平均在院日数は短縮した。本稿では薬剤師の関与例の紹介と,薬剤師の職能を生かした関わりについて考える。