消化管ポリポーシス-診断と治療の進歩
鋸歯状腺腫症の特徴
実綿 倫宏
1
,
田中 信治
,
日山 亨
,
水本 健
,
岡 志郎
,
嶋本 文雄
,
茶山 一彰
1広島大学病院 内視鏡診療科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸腫瘍
,
腺腫-鋸歯状
Keyword:
Colonoscopy
,
Colorectal Neoplasms
pp.277-282
発行日 2016年5月20日
Published Date 2016/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2016299282
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大腸鋸歯状腺腫症(serrated polyposis syndrome;SPS)は鋸歯状ポリープが多発し,高率に大腸癌を合併するまれな症候群であり,癌化にはserrated pathwayが関与しているとされるが,本邦では未だまとまった報告が少なく,疾患概念も十分に浸透しているとは言いがたい.SPSの有病率,臨床病理学的特徴,分子病理学的特徴などに関する今後の研究の発展が期待される.
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