回盲部潰瘍性病変
原虫・寄生虫感染症による回盲部病変の特徴
金城 福則
1
,
伊良波 淳
,
金城 徹
,
仲本 学
,
金城 渚
,
岸本 一人
,
平田 哲生
,
外間 昭
,
藤田 次郎
1琉球大学医学部附属病院 光学医療診療部
キーワード:
アメーバ症
,
大腸内視鏡法
,
大腸炎
,
糞線虫症
,
アフタ様病変
,
回盲部
,
びらん
Keyword:
Amebiasis
,
Colonoscopy
,
Colitis
,
Strongyloidiasis
pp.353-358
発行日 2013年7月20日
Published Date 2013/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013320003
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アメーバ性大腸炎も糞線虫症も日和見感染症であり,本邦では突然遭遇する機会のある疾患である.両疾患は回盲部,とくに盲腸に特徴的な内視鏡所見を呈することが多い.アメーバ性大腸炎は血性粘液の付着したアフタ様びらんであり,糞線虫症は微小な淡黄白色隆起である.すなわち,大腸内視鏡検査による注意深い観察がもっとも重要な早期診断のポイントである.
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