潰瘍性大腸炎における新たな治療戦略
腸内フローラを標的とした治療
光山 慶一
1
1久留米大学 医学部内科学講座消化器内科部門
キーワード:
抗細菌剤
,
大腸炎-潰瘍性
,
寛解導入
,
治療成績
,
ランダム化比較試験
,
プロバイオティクス
,
プレバイオティクス
,
腸内細菌叢
Keyword:
Gastrointestinal Microbiome
,
Anti-Bacterial Agents
,
Colitis, Ulcerative
,
Remission Induction
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Treatment Outcome
,
Probiotics
,
Prebiotics
pp.177-182
発行日 2013年3月20日
Published Date 2013/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013155523
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潰瘍性大腸炎(UC)は腸内細菌の豊富な下部消化管に発生し,その発症・進展に腸内フローラが重要な役割をもつことが明らかにされている.近年,腸内フローラを標的とした薬剤・食品素材がUCの治療法として注目を集めるようになり,すでに実臨床での有用性が確認されたものもある.本稿では,プロバイオティクス,プレバイオティクス,および抗菌薬を用いたUC治療の現状について概説する.
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