CKDにおけるサルコペニア・フレイル対策
総論 サルコペニアの概念、評価とその意義
幸 篤武
1
,
安藤 富士子
,
下方 浩史
1高知大学 教育学部
キーワード:
栄養障害
,
下肢筋
,
光子吸収分析
,
食事療法
,
体内水分
,
歩行
,
有病率
,
アルゴリズム
,
インピーダンス
,
筋力
,
筋肉減少症
,
レジスタンストレーニング
Keyword:
Algorithms
,
Body Water
,
Diet Therapy
,
Gait
,
Nutrition Disorders
,
Absorptiometry, Photon
,
Prevalence
,
Electric Impedance
,
Resistance Training
,
Sarcopenia
,
Muscle Strength
pp.1013-1020
発行日 2015年7月10日
Published Date 2015/7/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015337781
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サルコペニアは筋量の減少に加え,筋力の低下や身体機能の低下を含むものとされ,QOL低下,死亡のリスクを伴うものとして定義されている.アジア人を対象としたサルコペニアの基準をもとに,一般住民を対象としたコホートデータによると,高齢者男性の9.6%,女性の7.7%がサルコペニアと判定された.日本人高齢者におけるサルコペニアの有病者数推計値は,男性が約132万人,女性が約140万人であった.サルコペニアへの介入においてはさまざまな研究が進められているが,運動と栄養を複合した方式がより効果的である.
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