小児の消化器内視鏡診療
乳幼児/学童期に多い消化器疾患
多田 明良
1
,
新井 勝大
1木曽病院 小児科
キーワード:
胃潰瘍
,
胃食道逆流
,
炎症性腸疾患
,
十二指腸潰瘍
,
消化器疾患
,
総胆管結石症
,
消化器系内視鏡法
,
胆石
,
食道炎-好酸球性
,
若年性ポリポーシス
Keyword:
Duodenal Ulcer
,
Gastroesophageal Reflux
,
Digestive System Diseases
,
Stomach Ulcer
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Endoscopy, Digestive System
,
Gallstones
,
Choledocholithiasis
,
Eosinophilic Esophagitis
,
Juvenile Polyposis Syndrome
pp.291-298
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015168967
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近年,炎症性腸疾患や好酸球性消化管疾患などの増加により,内視鏡検査による診断や治療を要する小児の消化器疾患が増加してきている.しかしながら内視鏡検査はその侵襲性により乳幼児・学童期においては敬遠される傾向にあり,診断も遅れやすい.本稿では,乳幼児・学童期において,内視鏡検査を考慮すべきおもな消化器疾患を解説した.小児期の診療においては消化器症状以外にも成長障害,二次性徴遅延など器質的疾患の徴候がないか,常に念頭におきつつ診療を行っていく必要がある.
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